ウオーキング、時々トレッドミル

気が付けば60歳!! 旅と写真が好き。8年前に思いついてダイエットとウオーキングで標準体重に。また体重が戻り始めたのでトレッドミルも使って健康維持頑張ります。

やっと、トンネルの先の明かりが。。。

なまじっか、コロナの発生件数を抑えきってしまったおかげで、10人ぐらいの発生があると(結果的には総100人超え、ここ数日は1日あたり20-30人程度)、500万人も住んでいる都市が2週間ロックダウンするような潔癖症のオーストラリアです。


きっとこんなジレンマは抑えきりに成功している、台湾やニュージーランドも同じように感じていることと思います。
コロナが始まった2020年は州政府は選挙を控えていたので、州民の人気を得るために州境を閉鎖して、州民の健康を守るため!というスローガンのもと徹底的にコロナを除外する政策をとっていました。そして厳しい政策をとってきた政党は大勝しました。
今年は選挙がないため、選挙民の反応よりも実質的な対応がしやすくなっていると思います。


そして今、もう国民も息切れ状態。
予防接種も始まったけれど、コロナに感染した人がほかの国に比べてとても低い状態で、国民の危機度が高いわけもなく、稀に起こる血栓問題(死亡する確率は落雷による確立と同程度だということです)におびえ、アストラゼネカの予防接種なら国産ワクチンで対応できるのに今の選択肢からは不人気のため徐々に除外されていく予定です。
正直な、あるChief medical Officerは”若い人は恐らくコロナで亡くなることは無いのにワクチンを接種することで亡くなるリスクを取ることは私は勧められない。”とコメントしてしまい、政府の見解と反するようなことを言ってしまい問題になっていましたが、そこが、このなまじっか抑え込みに成功している国に住んでいる人の本音なんでしょう。(これを聞いた時、本当にこの人はいい人なんだなぁ。と感じました。この一年、とても厳しい役職にいてロックダウンの繰り返しの中、一貫して命を守る!!という姿勢。でも、政治に関わってたら言わなかったほうが良かったかなぁ。)


イギリスやアメリカのように何十万人という命がコロナで亡くなっている国では、この稀に起こる血栓のリスクより防疫による利益のほうがもちろん高いのはだれにでも説明できることなので、予防接種が広がりやすいと思います。


ようやく、昨日National Cabinetという、州政府と連邦政府による話し合いがあり、予防接種を促進することを前提として、徐々に州間のボーダーを閉めることをなくすことや、ロックダウンの消滅。予防接種済みを前提として留学生の受け入れ、そんなことを話し合ってくれたようです。
そして州長たちも賛同してるらしいとのこと。


やっと明かりが見えてきました。
シンガポールではコロナをインフルエンザの様な扱いにダウングレードしていくことを決めたようです。
ファイザーやモデルナのワクチンが早くこちらにもたくさん届いて、皆が納得した状況で防疫がすすめば鎖国が終わる日が来るかも。


夜明け前が一番暗い。
そういうことなんでしょうか。



今日は午後6時に4日間続いたロックダウンが終了です。雨も降っていたのでおこもりの日々で問題なかったのですが、気持ちは明るくなります。
明日はショッピングセンターでも行ってきましょう。