60を過ぎて、ひょんなことから高校時代の友達と3人で旅をすることになりました。
一人はなんだかんだと連絡を取っていたので、卒業後の経歴も大体把握しているAちゃん。もう一人はAちゃんと仲の良いBちゃん。実際のところ、高校で同級生だったことがあったのは覚えているけど特に仲良くしていたわけではないので殆ど記憶はないBちゃんと、4日間の旅、友達の友達は皆友達だ！みたいな感じで出かけました。

この4日間はかなり衝撃的で、びっくりしたんですが、それはAちゃん。長いこと知っている彼女でしたが、ホテルの朝食の（美味しいビュッフェでした）食べる量。
元々細い彼女でしたが、中年以降、体重増加の様子。私もホテルのビュッフェではつい意地汚くすごい量を食べるんですが、その私が見てもびっくりの量。
そして、お買い物（民芸品など買いまくり）そして、SPAももちろんホテルのもので。私からすると、すごいお金の散財。
その反面、60歳を過ぎてから定年、再雇用で給与半減を嘆いていかにお金がないかをアピールする彼女。

Bちゃんはごく普通で、買い物も少しのお土産程度、SPAも、まぁ、行かなくても良いね。と私と二人でプールでゆっくりだったんです。

性格がもう一つできていない私はBちゃんに、Aちゃん、ちょっとすごい食欲だよね、とか買い物好きだよね～～。とか、ゴシップ的な印象を話していたのですが、Bちゃんはそうだよね～、でもこのままじゃ、Aちゃん、お金使いつくしてヤバいし、この年でどんどん体重増やすのは健康に良くないから言ってあげなくちゃね。ととても建設的な意見。
とても良い人なんだなぁ。と思いました。それに比べて、私って、噂話程度に考えて。

そして、時が流れ、AちゃんがBちゃんと（もう一人のの友達と）泊りがけの旅行に行った話が。
その際に、お金、もっと計画的に使わなくちゃとか、買い物やSPAで散財したり、暴食は体のためにも控えたほうが良いよとか、言われたらしいです。

本当に心配しているからこそ、言える関係だからこそ、Bちゃんは言ったのでしょうが、Aちゃんにとっては耳の痛い話。一緒に旅をする楽しみを感じられなかったとメッセージにありました。

本当にいい人は、Bちゃんのようにちゃんと心配していることを話してくれる人。
私のような人はちょっと心配だけど、ま、これも彼女の人生。と傍観を決めます。

普通に考えたら、散財や、不健康な体重増加など、良くないんだけど、そこに至る色々な要素があるのが人間。

人間て本当にコンプレックスですよね。
まぁ、AちゃんとBちゃんもしばらくしたら、また一緒に旅に出るかもしれないし。

吉田拓郎さんの　親切　っていう歌があって、時々あの歌を作った意味を考えることがあります。

人との関係って難しい。
私はやっぱり一人旅が好きかな。