ウオーキング、時々トレッドミル

気が付けば60歳!! 旅と写真が好き。8年前に思いついてダイエットとウオーキングで標準体重に。また体重が戻り始めたのでトレッドミルも使って健康維持頑張ります。

コロナ対策。オーストラリアの場合

ほぼ鎖国状態のオーストラリアに暮らしています。
先日、英国にいる友人と話していて改めて感じたんですが、オーストラリアって、すっごくストイック。
コロナの対応は、Elimination (排除)です。もう、3月に国境を閉めてからすぐ、州間の移動も閉鎖。現在は、シドニーのあるニューサウスウェールズ州を除いては、州間移動ができていますが、Community transmission (民間伝染?うまい訳が湧きません)が0になってから28日間を待ってから州のボーダーを開けるという周到な措置。



やりすぎとか、観光業の人たちの苦境を考えるとそこまで。。。と思っていたのです。
でも、こうして、ホリディシーズンを迎え、クイーンズランドでは、もうもう104日感染者が出ていません。感染患者は帰国してきた人たちで、皆厳しいホテルでの14日間検疫を受け、そこで発見された人たちだけです。
おかげで、生活はほぼ普通の生活に戻っているような感覚です。


大学は今でも対面講義ができない状態ですが、普通教育の学校に関しては、5月に6週間のロックダウンをした後は休校もなく過ごしています。そして、国全体としては時々起きる生徒の感染の際には、速やかに、学校の1週間の閉鎖や、徹底的な清掃、学校関係者に対する検査の措置。
また、感染者の行動履歴による注意喚起、検査の要請。
下水サンプルを使って、どのエリアにウィルスが存在しているなどを把握し、そのエリアの人たちには注意喚起・検査の勧め。
検査は無料でいつでもできます。風や頭痛の症状があればどんどん行ってくださいと勧められます。


ニューサウスウェールズのクラスターは、クリスマスの1週間ぐらい前、2人の感染確認から始まって、今日は5人という報告がありました。全体総数でも120人ぐらい。一日当たりの検査も6万人とか、5万人とか、皆、本当に協力的です。


そのクラスターの発生から間もなく、ニューサウスウェールズ州を除く州はすべて、シドニーエリアからの入境拒否になりました。これは絶対です。警察がすべて管理します。
クリスマスホリディが没になって残念でしたが、疑心暗鬼にならず食事や買い物に行ける自由が改めて、大切なものなんだなぁと思い、仕方ないかと思い始める自分がいます。


今朝、起きたらこんなニュースが。


A returned traveller who went missing from hotel quarantine in Perth for nine hours is now facing a $50,000 fine and up to 12 months behind bars.
Jenny D'ubios arrived in Western Australia on December 19 from Spain and was required to remain in isolation at the Pan Pacific Hotel for 14 days.
However, at about 10am yesterday the 49-year-old chose to breach her isolation by leaving her hotel room to walk outdoors.


訳:西オーストラリアのパースでホテル検疫中だった帰国者が9時間の脱走。5万ドルの罰金及び12か月の服役の可能性。Jennyという49歳の女性は12月19日にスペインから帰国。14日間の検疫中、昨日午前10時ごろ、ホテルから無断外出。補足としては、TVで検査では陰性。弁護人は、外の空気が吸いたかったこと・ホテル内に閉じ込められた状況で精神的に困憊などと伝えていました。


いや、オーストラリアにいると検疫は当然で、(その検疫中の人たちを見守っているはずの警備員が伝染して、メルボルンの2か月間厳戒ロックダウンにつながった経緯があるので、)困った人だなぁ。と思うのですが、イギリスの友達の話を聞いていると、オーストラリアの厳しさ。半端じゃないですね。


また、きょうFacebookを見ていて、日本の入国者検疫がずさんなことを、投稿していた内容を見て、国によって本当に様々だなぁ。と感じたのです。


早くワクチンが利くようになって日本に帰国できる日を首を長くして待っています。
こんな時代もあったねと笑える日が早く来てほしい~~。