ウオーキング、時々トレッドミル

気が付けば60歳!! 旅と写真が好き。8年前に思いついてダイエットとウオーキングで標準体重に。また体重が戻り始めたのでトレッドミルも使って健康維持頑張ります。

50歳の誕生パーティ

昨日は私の友人のパーティでした。11人集まりました。
City のおしゃれなホテルのルーフトップバーでドリンクのお誘い。
その後パスタのお店で夕食。



友人の一人娘が企画して手配してくれて、職場の友人みんなが招待され、カクテルで乾杯!
私も久しぶりにMojitoなんか飲んだりして、海外旅行でもしない限り絶対行かないおしゃれな空間でわいわいガヤガヤ。



友人は、一昨年たった一人の親族の母を亡くし、彼女自身も一人娘で子供も一人娘。その一人娘が小さい時に離婚して、シングルママで、頑張ってきた人。
最近、彼女が母親と暮らしていた家を売り払い、マンション暮らしをはじめたばかりで、色々心細いところでしたからこの誕生会は何よりも彼女に励みになったのではないかと思います。


オーストラリアでは、40,50,60など、節目の誕生日を大々的にお祝いする習慣があります。特に50歳は人生の後半に入るので、力が入ったものが多いです。自由に旅行できたときには、ヨーロッパ1か月とか、クルーズの旅とか、珍しくありませんでした。


私の時は、夫がサプライズパーティを開いてくれました。
なんと、私の電話帳から、友人に連絡を取ってくれてその当時お気に入りだったベトナムレストランに皆に来てくれるように連絡を取って。
本来だったら、喜びが大きいものなのでしょうが、実は私には苦々しい思い出。
私が天邪鬼なのは百も承知なのですが、彼は何か良いことを思いついてくれるのですが、プランニングがだめなのです。
知らずに到着したレストランには30人だったかな、たくさんの人が来てくれました。
でもその当時、私の本当の友達と言える人はそのなかのたった一人。
オーストラリアに渡って、地元の友人を作ろうとしたけど、あまりうまくいかなくて、職場の友人や、子供を通してできた友人。プライベートで連絡を取りあう仲になれた人はほとんどいなかったのです。


夫は、誰かに言われたのかな、喜んでもらおうとしたのはすごくわかるのですが、レストランに呼んでおいて、各々に食事は注文させて、支払ってもらおうと思っていたようです。
一般のオーストラリア人は、アジアの食事を分け合って食べるということに慣れていません。
結局、それだけの人数の人たちに、おつまみも料理も出さず、自分で適当に、と言われても難しいですから、私が、これとこれを各テーブルに出して、食事はみんな、このあたりだったら美味しいよ。と言って歩き、基本皆単品を頼みます。そして、お会計は悪いけど$10づつ払ってもらえますか?と私が仕切る羽目に。
夫は、こちらが結構なお金を費やしたことにびっくりしていましたが、パーティを開くということは来てくれた人達が喜んでくれるということ。きちんともてなすこと。そういう観点が、彼には抜けているのです。20年も一緒に暮らしていても理解していなかったのです。


それ以前に暮らしていた場所だったら、本当に呼びたい友達がいましたが、こちらではいなかった。そのことを夫が理解していなかった。


それだけの人数の人がプレゼントを持ってきてくれるということに気が引けてしまって私は食事を楽しむ余裕もなく。
感謝はしたけど、私はこういうサプライズパーティは嫌だなぁという正直な気持ち。


当時12-14歳だった子供たちはサプライズができたのですごい!と思ったようで、私の本当の気持ちを伝えたら”それじゃつまんないよ~”と言っていましたが。


誕生日は少人数で本当に心から分かり合える人達と祝いたい。
招待するからには、ちゃんとおもてなししたい。


昨日の友人の誕生会で、自分の誕生バーティのちょっとだけ苦い思い出がよみがえったのでした。