ウオーキング、時々トレッドミル

気が付けば60歳!! 旅と写真が好き。8年前に思いついてダイエットとウオーキングで標準体重に。また体重が戻り始めたのでトレッドミルも使って健康維持頑張ります。

私も他人にお母さんと呼ばれることが嫌い

10日ぐらい前だったか、ブログランキング上位の方が、たしか”お母さん”とお店で声をかけられて嫌だと言われてたことがありましたが、私も嫌でした。


外国に暮らしているので、”お母さん”と他人から言われることはないのですが、次男とインドに旅した時にそんなことがありました。



3年前、思い立って次男とインドを17日間旅行しました。年越しを聖地と言われるバラナシで過ごすことに決めました。
インド、怖いとずーっと思ってました。多分54歳ぐらいまで。
でも、ブログ村の世界一周旅行の皆さんのブログを読んで、やっぱり、行っておかなくちゃなぁ。だったら、若いうちに。って、今じゃない?
そんなノリで、決めたのですが、次男はそのころからゲーム少年。そのサイクルを切るためにも、一緒に行こうと誘ったのです。次男は海外に行くと一番最初にお腹を壊すタイプですが、果敢にも来てくれたのです。



世界一周の方たちのバラナシでの滞在先と言えば、バックパッカーの宿。ツインの個室があることがわかっていたので、日本人宿で有名なところに泊ったのです。
次男が、日本に興味もあったので、ここで、日本人旅行者と交流したらいいかなぁ。と甘い期待もしながら。
ところが、気の毒な次男は、インド3日目からお腹を壊しました。
交流どころではありません。
宿は、たくさんのバックパッカーが泊まりに来ていました。皆、ドミトリー。一泊300円ぐらいだったかな。中には、バラナシ滞在ツアーで、個人パックでバックパッカー滞在が組まれてる人達がいて衝撃でしたが。


年末ですから、みんなで、あれこれ話します。自分の旅やこれからの行程などなど。
大晦日でしたから、みんなで広間に集まって結構長く。自己紹介で、自分の名前と次男の名前を言い、親子で来ているのは私たちだけで、皆、好意的に受け止めて、あれこれ話していたのです。


でも一人、関西から来られていた女性が私のことを”お母さん”と呼ぶのです。
私の名前はお母さんではないし、彼女を産んだ覚えもない。
あぁ、日本ではではお店とかで、こんな風に声を掛けられることがあるはずだなぁ。と、ちょっと違和感を感じました。
お母さん、と呼ばれた時点で、私はもう一人の旅行者というよりは、親子旅行をしている親御さんという立ち位置になってしまう。
日本では、子供が生まれたら、〇〇ちゃんのママになって、名前を失うことがあるというのを聞いていましたがそれに近い感覚です。


彼女も全然悪気がなくて、私の名前を覚えてないから、簡単に”お母さん”という名前を使ったのでしょう。ただ、その瞬間彼女の認識は私という個人ではなく、”親子旅行のお母さんのほう”という認識になり、私に名前があるということさえ忘れてしまったと思うのです。


すごく嫌じゃなくてちょっと嫌という感じでしたが”あなたを産んだ覚えはないです”と言ってあげようかと思ったけど、それも大人げないので止めましたが。浦島花子になった瞬間です。


結局、次男の腹痛はその後のインド滞在中ほぼ全行程にわたって続き、かわいそうなことをしましたが、バラナシの後、アグラ、ジャイプール、ジョードプル、ムンバイ、ハンピなどを回り、帰国の便に乗った途端、お腹の調子が良くなったのは、なんだったのでしょう。さすがインドです。


年を取って何と呼ばれたい?やっぱり、〇〇さんと名前を呼ばれるのがいいかなぁ。