村上春樹さんのエッセイで好きだったのが、チーズケーキの様な形をした僕の貧乏。

春樹さんと、貧乏がうまくつながらないけどチーズケーキの形というのがうまく二つのキーワードを融和させてるなぁと心に残る表現で好きでした。

確か2つの私鉄線路に挟まれて、この12個切のチーズケーキのような形のアパートで暮らした話だったと思います。鉄道会社がストをするときだけはとても静かだったということも書かれていたような気がします。今では、鉄道会社がストをするなんてことが日本ではあるのでしょうか？
確かに40-50年くらい前の日本では春闘と言ってストがいろんなところでありましたよね。
私の働いていた会社でも組合がしっかりしていました。

さて、私の日常は、休暇に入るとこの12ピースのチーズケーキのように、12日間同じようなことの繰り返しになります。

朝のコーヒーから始まりインターネットやABCニュースで世界の出来事をキャッチアップ。

そして朝食をとったり取らなかったりしながら、トレッドミルは朝のうちに終了させます。

トレッドミルのウォーキングは100分、頑張ってます。
一番集中できる音楽は、井上陽水、クラムチャウダー。あの声、音、映像、すべてすごいです。そして、ビリージョエルとエルトンジョンの東京コンサートも素晴らしいです。
ウォーキングは、始めの20分はらくらく。そして、50分までがあれ～、まだまだだなぁ。
そして50分を超えると、先が見えてきて、もう少し。60分を超えるともうあとは惰性も含めてかなり楽。80分を超えたら100分まではあっという間です。

人の一生も似たようなものだなぁ。
私も今60歳ちょっと手前。それを超えたら坂道を降りるように色々なことをあきらめたり削いで行ったりするのかな。それを日本では終活と呼ぶのでしょうか。

運動が終わるころには、こちらの株式市場も開き、安心したり、不安になったり。
現金を預金していたら利息がほとんどないのがわかっていて株に投資して、配当利回りだけでも、6－7％あるとわかっていても、株価の値動き次第で損を出すことがありますからね。
基本は自分の欲と冷静な判断の兼ね合い。

そんなことをしながら、簡単な掃除や家回りのメインテナンス。必要品の買い物などをしたら、近頃はまっている韓流ドラマをネットフリックスで見る。
ネットフリックスだと見たいだけ見られるので、Kドラマのようにたくさん種類があると、すごい勢いで見てしまいます。
韓国の結婚に関する親の関与の大きさがすごいですね。
私の両親は国際結婚にも特に反対することもなく順調に進みましたが、私の高校時代の友人のケースはKドラマか？というぐらいすごかったです。　木材の問屋をしている恐らく資産家の家族でしたが、沖縄出身の彼を好きになった友人に両親は罵詈雑言。人種差別発言も含めて私には全く理解できない両親でしたが、結婚後は婿入り、父親経営の会社に入り、厳しく働かされていたようです。どうしたことか、私の友人のほうが浮気をしてしまい、その結婚は壊れてしまいましたが、婿養子になった彼は追い出され、刃物沙汰になったらしいと風のうわさに聞きました。
そんなことを思い出したり、ドラマを見てその背景を考える時間、ずっとなかったので新鮮に受け止めています。

今は、愛の不時着のソンイェジェンさん出演の”よくおごってくれるきれいなお姉さん”を見ています。
セクハラ上司。昔はいましたねぇ。30代後半になった女性をうまく演じていて好感を持ってみています。

さて、今日は近くのスーパーでベイクドチーズケーキでも買ってきて食べながらドラマの続きでも見ましょうか。
そんな私の日常です。