ウオーキング、時々トレッドミル

気が付けば60歳!! 旅と写真が好き。8年前に思いついてダイエットとウオーキングで標準体重に。また体重が戻り始めたのでトレッドミルも使って健康維持頑張ります。

つまらない話

先日夫と言い争いが勃発したものの、気を取り直して食事に出かけました。
評判のいいタイレストラン。
少しだけドレスアップして。



私の夫は別居した時にコロナが始まったころだったのですが、タイのチェンマイに向かいました。その後ヨーロッパか北米で仕事を探すと言って。
元々コンピュータープログラマーだったのですが、いかんせん還暦。こちらでは56歳にして鬱と燃え尽き症候群で、ITの仕事から離れ、いくら仕事を探しても見つからない状況でした。
別れる話が進み、財産分割も済み、いざ、別居しようというときに彼はその環境の変化に耐えられず、出ていきたくないとごねましたが、厳しく送り出しました。というのも、確か5月ぐらいに行くと言っていたのに、別れ話が決まり始めると、いきなり3月に行くチケットを取ったと言い出したのです。
まぁ、なんだかんだで、チェンマイにコンドを借りて生活し始めましたが、時はコロナの鎖国の始まりの時期。豪州首相も、世界中のAussieに帰国するように声明を出したころ。
定期便が次々キャンセルされ、さっさと帰国しなかったら、”異国の地で野垂れ死に”のリスクです。彼のかけていた海外旅行保険は一年間で、マルチプル旅行保険。一回の旅行は3か月までと決まっています。いくら物価の安いタイとはいえ、コロナにかかってしまったら、或いは持病の高血圧、糖尿病で入院などということになったら目も当てられません。
政府が飛ばしてくれた臨時便がバンコクから出ることになり、彼に、Emailで説得し、5月の始めには戻ってこれることになりました。
あれは本当に幸運なことでした。


元々、チェンマイには家族で旅したことがあり、風光明媚、物価も安く、人も穏やか。そんなこともあり、また、西洋中高年男性の老後のパートナーを得やすい場所ということも当然頭にあったと思います。


私にとっては、タイ、チェンマイは何度訪れても、笑顔にさせてくれる大好きな場所です。




昨日訪れたレストランは、人気レストランで6時前だというのにちゃんとドレスアップした家族や、(オーストラリアはとてもカジュアルな地なので、なかなかドレスアップした家族が沢山というのは見られない光景です。)カップル、グループが集っていました。
普段行くレストランより2-3割高めでしたが、雰囲気やサービスを考えると満足。
夫は、反応がとても薄い人です。
これは彼の発達障害が原因なのですが、”これ、美味しいね!””うん、美味しい!!”の様な、基本的な会話がなかなかできないのです。”!!”の部分が無い。
話すトーンが上がらず、ちょっと値の張る食事にも、今の自分には金額は関係ないというような、高揚感が全くない会話。
返す言葉もなく、彼の顔を見ていました。
タイにいつ行けるかなぁ。と私が言うと、
”チープフード、チープドリンク” タイにいたころは、何でも”チープ”だったと話す夫。



ご存じのように、チープという語感には、安いという意味のほかに、安っぽいという意味合いもあります。
あの、キラキラする色彩豊かで、大好きなタイのことをこう表現する夫を眺めながら、この人と一緒にタイに行きたいと思わないだろうなぁ。と考えていました。


つまらない話でした。