鉛筆がないと堂々と言う子供たち!
小学校で三年生の子供たちと働いています。
今学期は私も苦手なPoetryですが、頑張って続けています。
今週はConcrete Poemという、美術とか、広告で使うような、題材をその物体の形に詩をつけるような感じのポエムでした。
これは皆に描かせたほうが楽しいかなと思って、子供たちに鉛筆とiPadを持ってきてね~!と言ったら、あるグループの子供二人が、鉛筆無い。と言います。
こちらの学校では年度の始めに、Booklistと言って1年分の文房具とノート、画用紙などをそろえて、学校に持ち込みます。
まだ3年生ですから、自分の持ち物に対する管理が出来なくても仕方ないんですが、鉛筆がないと言って悪びれた様子が全くないのです。
誰かに借りようという姿勢も無く、ぼーっと立っているんです。
昭和の日本人の私には到底理解できない瞬間です。
”学校にきて勉強するのに鉛筆ありません!ってなに?” と私はキレます。
まだ6週間残っているんだから、お父さんかお母さんに言って買ってもらいなさい!もし言えないなら担任の先生からメールしてもらうから。と話しました。まったくもう、何しに学校に来ているのか。テストなど、どうするつもりでいるのか。(実際、そういう子供たちは鉛筆など、どこかに置き忘れ、捨てちゃったり折っちゃったり、全然大切に使ってないんです)
学校の同僚に話すと、本当に何を考えているんだか、と同調してくれますが。。。
我が家のAussie達。(夫と次男)え、学校にスペアの鉛筆無いの?学校で支給してくれないの?という発言。
ここでまた私の怒りが。。。オイ!毎年初めにBooklistにしたがって文房具用意したでしょ。どこまで政府に甘えるの?
夫はちょっと変わってますが、オーストラリア人の気質はこんなところも正直大きいような気がします。
元々、夫の頃は大学も無料で通えた国。現在も、出世払いの奨学金があってその運用の緩さにはびっくりしますが、(貧富の差に関係なく学ぶ機会が与えられ、貧困の連鎖をなくせる素晴らしいシステムです)色々な意味で豪州人は本当に手厚く保護されています。
4年生の担任の先生が(70歳越えの超ベテラン先生)子供たちに、あと8年で、君たちは大人になるんだぞ。そんなことで本当にオーストラリアはどうなるんだ!!と良く、喝を飛ばしていましたが、そんな言葉を本当に思い出します。
まだまだびっくりすることは尽きません。
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