ウオーキング、時々トレッドミル

気が付けば60歳!! 旅と写真が好き。8年前に思いついてダイエットとウオーキングで標準体重に。また体重が戻り始めたのでトレッドミルも使って健康維持頑張ります。

一万円貯まったら

子供のころ、一万円貯まったら何を買おうとか考えるのが大好きでした。
お年玉も、あのおじさんからはいくらぐらいかなとか、想像して、あれこれ書き出すんです。


小学高学年のころだったので欲しいものなんてかわいい文房具とかそんなものだったと思いますが、計画するのが楽しかった。
現実的には、当時のほうが高額だった洋服は手が出るはずもなく(当時、ユニクロとかあったら1万円でもいろいろおしゃれできましたね~~。)人気アイドルのレコードとかもあったかもしれません。


旅行もそうですよね。
計画している時、(妄想している時)にすでに旅は始まっている。という考え方に大賛成です。だから早く計画したほうが旅はもっと楽しめる。。。。はずだったんですが、コロナのお陰で2020年は4つの海外旅行計画が没になりました。(とは言え基本的にバジェット旅行なので大した金額ではありませんが)
そのうち2つは航空券代が戻りましたが、他の二つは会社自体が無くなったり2021年末まで航空券の差し替えしますって連絡が来たけど、まだこの年末は旅行できるような状態ではありません。(クイーンズランドは絶賛鎖国中)
おっと、愚痴っぽくなってしまいましたが、愚痴はやめて楽しいことを考えましょう。


夫と別居した時に財産分割をして、投資用に所有していた借家が夫のものになったのですが、夫の入院騒ぎで我が家に戻ることになり、その家を売却しました。折からの住宅高騰のお陰で思っていたよりずっと高い金額で売れることになり、彼はいきなりプチお金持ちになり、私も良い食事をおごってもらったり恩恵にあずかっているんです。
けれども以前に、モヤモヤというタイトルで書いたことがありましたが、財産分割したお陰で、今住んでいる家の価値も上がりましたが、売らない限り当然現金は入ってこないのです。
夫は家に戻り、売却したお金は僕のもの。というスタンスでいます。
私は典型的なアセットリッチ、キャッシュプア(財産評価額は高いが現金が少ない)という感じで、ちょっと幸せも6分目という感じです。
財産分割した時は彼のほうがかなり低い評価額だったので、罪悪感があり、我が家を売却した際には彼に少し金額を渡そうとさえ考えていたのが、立場が逆転した感じです。
私は私の収入で生きていけるし、子供たちの戻る家も維持できるし、文句はなかったんです。
でも、人間は弱い。夫がいきなり大金を手にしたら、グズグズ考えている自分がいます。


よくよく考えたら、我が家はずっと収入は共同口座に入金で夫とすべての収入は共有してきました。だから月々いくらを夫からもらうなどという生活をしたことがなかったのです。
ブログを読んでいると、住居が夫名義でとか、夫が亡くなると、財産分与で妻には半分しか行かないとか、私の暮らしてきた環境が恵まれていたんだとちょっと考えることがあります。オーストラリアでは夫・妻のどちらかが亡くなれば、遺言がなければ、100%配偶者に無税で遺産はわたります。
子供に財産が渡るのは遺言がなければ両親の死後です。


かと言って、例えば、1000万円使えると言われて何をしたいかと言えばあまりないのです。
もちろん家の改築というのは可能ですが、それを除いたら、私のしたいことはまだ見ぬ土地を訪れること。
ブランド物のバッグも30代の頃、東京やロンドンで暮らした時には役立ってくれましたが今のように通勤に車で5分の小学校勤務では全く役に立ちません。
観劇や食事などの外出も、現地での友人が少ない私には限られています。


子供のころ、1万円貯まったら。。。って考えていたころを思い出しました。
案外人間は夢見ているうちが一番幸せなのかも。
年収800万円ぐらいが幸せな生活を実感できる年収でそれよりも高くなっても幸福度は上がらない。というのをどこかで見た気がします。(数字が違うかもしれません)


レストランの食事もいいけれど、自炊で美味しいお肉が手に入ったとか考えながら作る食事で家族が喜んでくれたらそれも幸せのもとになるし。


結局のところ、お金は少ないと問題だけど、そんなにたくさんいらないようだとも思い始めています。
今は趣味のように株式投資をしています。スーパーアニュエーションの投資は全世界株式やオーストラリアの株式を取り入れて、スーパーの中のファンドよりも高いリターンを出すことを目標に運用しています。


健康を維持して、コロナ後に沢山旅行できるように。67歳からこちらでは公的年金が支給されるようになるので、それまでがやっぱり旅行も楽しくできる年齢だと思うし、おしゃれもちょっとしたいし。人を羨まず、妬まず粛々と生きていきたいと思います。