ウオーキング、時々トレッドミル

気が付けば60歳!! 旅と写真が好き。8年前に思いついてダイエットとウオーキングで標準体重に。また体重が戻り始めたのでトレッドミルも使って健康維持頑張ります。

26年前の今日は。。

今日は7月1日。こちらでは新しい会計年度の始まりです。
2020・2021年度はコロナのお陰で旅も出来ずなんだか近頃は先が見えないような閉塞感も感じ始めたりしてどんよりしていますが、株式投資だけはこの40年で一番成績の良い一年だったそうです。


昨年の3月に株価が急落し、約10年ぶりに株の投資に気持ちが動き、夫との別居で減った現金をかき集めて、ベランダ修理費用を株で稼ぐ!!と息子たちに宣言し、投資してから14カ月。約14000ドルの含み益があり、ベランダ修理できそうです。


そんなこんなを考えていたら、気が付きました。7月1日は結婚記念日だったのです。
Facebookは4年前に夫と行ったマレーシアの旅行の写真を思い出として出してくれます。
4年前、AirAsia のビジネスクラスを使ってクアラルンプールとマラッカの旅に出たのです。
もうその当時から私たちの関係は随分冷え切っていて私が一人旅をする罪滅ぼしのように計画した旅行でした。


マレーシアでは高級ホテルに格安で泊まれるのでクラブフロアを使ってみたり。写真では本当に楽しそうに笑う私の姿。



結局わだかまった私たちの関係が改善することもなく去年のちょうどコロナが始まった3月下旬、彼は家を出たのでした。
正直なところ、決断ができない彼がほとんど感情的にやけくそで取ったチケットの日にちに出て行ってもらったというところでした。


その後、コロナのロックダウン。彼はしばらく外国で就職出来ればと考えていたようですが、当然国境はしまり、オーストラリアの首相が全国民に帰ってくるように話しかけ、帰国者には2週間のホテル検疫が義務づけられました。


ちょうどタイで足止めを食らっていた夫に政府の飛ばす特別便が出るから飛んだらいい。と連絡し運よくすぐチケットが取れ、5月の頭には戻ってこれましたが、私の気持ちとしては彼を家に迎えることはできませんでした。


1年3か月が経ち時々は彼もうちに来て一緒に食事をしたりします。
鬱であり、糖尿病もある彼が苦しんでいるうちは自分をなかなか解放できずにいます。
いっそのことまた一緒に暮らしたらどうだろうかと考えたこともありましたが、彼が来ても、一緒に笑えることがないのです。
昨日、しばらく連絡がなかったので、夫に大丈夫?と聞いたら、血糖値が随分高くて入院措置の値らしいとのこと。ロックダウンだし、元々料理に時間をかけるということができない人。思わず彼の好物を作って次男に持って行ってもらいました。
幸い数値は若干下がった模様。
それでも真っ先に”ありがとう”を言えない不器用な夫。
夫はアスペルガーがあり、コミュニケーションがうまくとれません。
それがあるから彼のことを責められず、逆にそれを受け止めてあげられない自分を責めることになるというなんともはっきりしない心もよう。


26年前、ロンドンの小さな教会で挙げた挙式。
結婚式の後のレセプションはなぜかルーマニアレストラン。裏庭の緑が本当にきれいなレストランで花などの飾りも、自分で前日に持ち込んで飾ったり、日本からわざわざ飛んできてくれた父と弟家族。母は体が弱く結婚式で読みたいから手紙を書いてと頼んだら、ちょっと人前では読めないような文章に驚いた記憶。


イギリスにいたときは本当に何も疑うことがなかった。
喧嘩もなく、なにもかもがうまくいくと思っていた。


オーストラリアでの生活はまるで現実に戻った浦島太郎と花子だったのかもしれない。