ウオーキング、時々トレッドミル

気が付けば60歳!! 旅と写真が好き。8年前に思いついてダイエットとウオーキングで標準体重に。また体重が戻り始めたのでトレッドミルも使って健康維持頑張ります。

モンブランが食べたい


コロナのお陰でライフワークの様な海外旅行ができなくなって抜け殻の様な私の2021年だが、明けない夜は無いという言葉を信じて生活している。


今日から職場は2週間の休暇の始まり。
去年は行けなかったけれどバリ島に飛んで小さな海のきれいな島に行って、ボロブドゥール遺跡も見に行こうと、エアアジアやマリンドエアの予約を取ったりして、ジョグジャカルタでは普段泊まれない5つ星ホテルが格安で泊まれるので楽しみにしていたものだが、今年は当面のところ休暇の計画は全く立てていない。


裏庭の草むしりぐらいだ。


日本の父には毎週土曜日に電話で話をするが、いつ帰れるかも分からない中でする会話は気の抜けたぬるいビールのようだ。


30歳で日本を出てロンドンの旅行会社で働いて以来海外在住だけれど、毎年少なくとも1回は日本に帰っていた。
ここ10年ぐらいは両親が老いてきたので2回のベースで帰っていた。
私は和のものが恋しいとか、特に思い入れがなく、強いて言えば、日本のスーパーマーケットをそのまま持ち帰りたいと思うぐらいで、それでも年に2回の里帰りで買い出しをしていれば、ヤマザキのダブルソフトだって持ち帰り冷凍してしばらく味わえたりしてそれで満足だった。


移住したばかりのころは居酒屋が恋しくてイギリスのパブのビールだけ飲む習慣を恨めしく思ったものだ。
日本の居酒屋はスペインのタパスみたいなものだけど、あんなに美味しいものをあれこれ出してくれて、そこそこの値段で楽しめる。本当に優れもの。
でも、ないものねだりはしても仕方ないと、いつしか悟りの世界。
お陰でアルコール摂取量も激減したものだ。


日本の居酒屋と並んで、ラーメン屋さん。これも私の日本と言えばMustなもの。
特に有名店じゃなくて、チェーン店で満州餃子のお店や餃子の王将で十分。
ついでにサイゼリヤも大好き。特に子供たちが一緒の時はこのサイゼリヤのパスタやピザの完成度の高さ。


こういっては何だが、私の住んでいるところでパスタを食べて値段相応と思ったことは一度もない。なので、パスタはもっぱら家で料理している。
オリンピックでも来ればレストランももっと増えるのだろうか?
オーストラリアの問題は、最低賃金の高さではないかと思う。もちろん労働者にとっては賃金の高さは当然ありがたいことだし、賃金の伸びが経済をさらに回すことを考えれば美味しい食事がレストランで安く食べられないのは仕方ないことなのかもしれない。
家族経営のアジア系レストランではまだまだ完成度が高く値段もありがたいところが多いけれど、ちゃんと従業員に給料を払って年金も払って(アルバイトでも払わなければいけない)また、週末、祝日は何割か増額する時給を支給するレストランではメニューの値段も高くなるのだ。だからこちらの洋食屋では、えぇ~~!と思うことが少なくない。でも、期待しなくなったので、落胆することも滅多になくなったが。


話が飛んだが、この何年か日本に帰るとなぜかモンブランを欲しくなっていたのだ。
まぁ、ババロアも好きだけど。


赤坂トップスのチョコレートケーキも好きだけどそんな贅沢なことは置いておいて、シンプルにコンビニでも買えるモンブランが好きで、出かけた帰りとか、スーパーの買い物のついでとかに300円ぐらいで買えるものを持ち帰り冷蔵庫に入れておいて、ふとした時に食べる。
小さな幸せだった


イチゴのショートケーキぐらいなら手に入るが、実はこれは私は自分で作るのが好きなのだ。抹茶ロールケーキも作れる。でも、モンブランは作れない。
お店で売っているのを見たことがない。


コロナで日本に行けなくなって1年3か月、私が一番恋しいのがモンブランらしい。


デパ地下のケーキ売り場など、まるでシャングリラのようだ。
日本の洋菓子は本当にすごいと思う。