ウオーキング、時々トレッドミル

気が付けば60歳!! 旅と写真が好き。8年前に思いついてダイエットとウオーキングで標準体重に。また体重が戻り始めたのでトレッドミルも使って健康維持頑張ります。

ミャンマー

とんでもないニュースが入ってきた。またミャンマーが軍政に逆戻りするのか。
ミャンマーには本当だったら、12月に旅行するつもりでいた。
日本と韓国などがビザ免除になってから2年目。
一昨年の一月に旅行して、すっかりミャンマーのファンになっていたから。



ヤンゴンに到着した時、生まれて初めてのAir China の荷物積み忘れ・積み遅れがあり、手荷物だけでヤンゴン市内のホテルに深夜チェックインした。
空港でタクシーをシェアした若い日本人女性はインレー湖からのトレッキングをする目的だという。本当に自由に気軽に旅をする人が増えたと感心していた。


そのホテルのマネージャーの方はとても親日な方で、ずっと日本企業で働いていたそうで、日本語も堪能で、とても私のことを気にかけてくれた。
翌日にはバガン行きの夜行バスを予約していたため、Air Chinaに預け荷物の配達のために、ガンガン連絡を取ってくれて、結局ホテルを出る4:00pmまでに配達ができないとなったため、バスターミナルまで荷物を送ってくれるように交渉してくれて、なんと、ちゃんと荷物が受け取れたという奇跡のようなことが起きたのだ。彼の尽力がなかったら私は1週間の行程を終えて、ヤンゴンに戻るまで荷物を受け取れずにいたことだろう。
バスターミナルで荷物を受け取ったことをTextメッセージしたら、我が事のように喜んでくれた。そんな、禍転じて福となすの様な初日の出来事から、ミャンマーは私にとってすでに特別な場所になっていた。



バガンの仏塔群、朝日と気球の織り成す絶景。インレー湖のフィッシャーマンたち。タナカという、白い粉状のクリームを顔に塗るかわいい女の子たち。
馬車で観光巡りをしてくれる御者の人。
美しい国で人は穏やかで、軍政に苦しんでいた時期が終わりこれからという雰囲気がなんとも頼もしかった。
ヤンゴンのマーケットで見た大振りのエビ。お寺で読経中の小坊主さんたちの興味津々な瞳。


皆、どうしているのだろう。


スーチーさんは、絶対的な人気があったが、 ホテルのマネージャー氏いわく、15年にわたる幽閉が長すぎた。彼女の最盛期をそんな形で無駄に過ごしたことがこの国の発展にダメージを与えた。もう、スーチーさんも若くない。
ミャンマーの壊れやすい民主主義の象徴のようなスーチーさん。


今は、世界中であっという間に、かの地での出来事を共有することができる。ミャンマーの人たちの生活が、壊されないように。
祈ることしかできないけれど、また、訪れることができるように。