ウオーキング、時々トレッドミル

気が付けば60歳!! 旅と写真が好き。8年前に思いついてダイエットとウオーキングで標準体重に。また体重が戻り始めたのでトレッドミルも使って健康維持頑張ります。

2023 日本旅 吉野桜

長男との親子旅、思い出したことから書こうと思います。
何と言ってもこの旅のメインは春の日本。やっぱり桜です。


実は、昨年、コロナの鎖国がやっと終わり、日本に行ったら吉野の千本桜!と勢い込んで、宿やバスの予約をしていたのですが、残念、私が出発前にコロナに罹って出発が遅れ、泣く泣くキャンセルした経緯があります。(経費節約で新宿からの夜行バスも取ってました。( ̄∇ ̄;)ハッハッハ)


今回は二人なので、宿もロケーションを中心に選びました。
楽天トラベルで吉野館さんの部屋を見つけて、4月12日あたりなら、少なくとも奥千本の桜には間に合うだろうと、ワクワクしながら予約をして、そして、友人情報でとても素晴らしい枝垂桜が見られる“高見の郷”に行く、奈良交通のバスも予約して、いざ出発~!


ところが、物事はうまくいかないもので、今年は桜の開花が早かった。
吉野の桜は約2週間早かった。


前泊で大阪のホテルに泊まり、アプリで、近鉄榛原駅まで行く電車を調べて。(実はこの榛原という感じが読めなくて、これも調べるのが大変でしたが。ハハ。ハイバラです。念のため)そこから奈良交通の特別運行バスに乗って、高見の郷へ。


生憎天気は午後から雨の予想。前日まで素晴らしい晴天だったのでまさかと思いましたが、天気予報ばっちりで、午後からは雨が降り始めましたが、午前中はまだ青空がそこここに見える微妙な天気。


いや、素晴らしいところでした。
枝垂桜はソメイヨシノより、花の命が長いというのもあって、満開を少し過ぎたころで、花弁が舞い踊り、長男と私は夢の郷の様な景色の中で、幸せな時間を過ごせました。
第二駐車場からは電動カートで(無人運転)展望台まで行けるということに気づき、大喜びして、カートを使わせてもらったり、実直な案内員さんたち(桜の時期だけお願いしているようです)に”そこは行っちゃだめですよ~~” とか注意されながら、写真撮影。
第一駐車場からは、バンでの送り迎えなんですが、それでも、一度第二駐車場までカートで降ろさせてもらって、そこからまた展望台までカートで上がることができます。これは案内員さんが、行っておいで~~。と言ってくれたからできたんですが、このカートから見える景色の素晴らしいこと。裏技ですが、もし行く機会があったら是非!!無人運転のカートで急こう配の坂を上っていくのはスリルがあって、本当に楽しかった。



そして、午後、雨も降り始めたころにバスで、榛原駅まで。
向かうは吉野です。
さすが飛鳥路、電車から見える景色もなんだか、普通の田舎町とはちょっと違う。
泊まる吉野館さんは夕食のサービスがないので、途中でお弁当を購入して、(午後だったので割引あり~)宿からの情報で、行きはケーブルカーじゃなくてバスできたほうが坂道が楽ですということで、バスで向かいました。


吉野館さんは、家族経営のこじんまりとした宿でした。
宿についたら、歓迎〇〇様が白い筆文字で書かれていて。なんだか懐かしい感じ。
長男にも、これ、私たちのことだよ。ってちょっとハッピー。


スリッパで階段を降りるときに滑りそうになったりちょっとスリルがありましたが、お部屋に地元のお菓子とお茶が用意されていて、ほっこり。


お風呂


に行くときにフロントに布団の用意をするように連絡してくださいとのこと。
そうそう、日本旅館って、こうだったんだよ~~。と思い出しながら外を見ると見事な葉桜の木がライトアップされています。
桜満開の時はさぞやすばらしかったんだろうな~~と思いを走らせ。長男とお弁当を食べ、缶ビールで乾杯。


翌朝は、吉野の金峰山寺の勤行参加。
勤行から戻ると、旅館の朝ごはん。
とても素敵でした。ビュッフェもいいけど、やっぱりこんな朝ごはんにはかないません。


若旦那さんは私の長男と同じぐらいに見えました。ご家族経営で、昭和な雰囲気の素敵な宿。長男も今度の旅行で何が良かった?と聞いたら、ここが二番目に良かったそうです。(一番目は実家のそばにある居酒屋さん。私が二十台の時からお世話になっていて、この何年も行けなかったんですが、やっと行けて、長男も子供の頃連れて行ってもらったのを覚えていて、そこが一番)


残念ながら、吉野の千本桜は間に合いませんでしたが、日本の素敵な宿の体験ができて、親子ともどもとても満たされた時間を過ごせたのでした。