ウオーキング、時々トレッドミル

気が付けば60歳!! 旅と写真が好き。8年前に思いついてダイエットとウオーキングで標準体重に。また体重が戻り始めたのでトレッドミルも使って健康維持頑張ります。

対照的な退職の仕方

オーストラリアでは定年退職というのはありません。
働きたかったらいつまでも。
学校という職場では80歳超えた先生もいました。


私の働いている学校で、今学期、二人の職員が退職することになりました。
一人は校長先生。赴任して12年かな?年齢は今年59歳。
もう一人はTeacher Aideという、私と同じ、補助職員。今年彼女は67歳。


オーストラリアの公的年金支給は67歳から始まります。
太っ腹公的年金で、日本のように年金基金支払い義務はなく、オーストラリアに永住者として10年以上住んでいるなどの資格と財産査定などはありますが、公費からすべて支払われます。


なので、たくさんの人は67歳まで働くとか、或いは貯金で67歳まで持ちこたえれば、その後は晴れて、公的年金のお世話で生きていけます。
実際、年金も、持ち家があれば、かなり十分な金額が支給されます。と私は思うのですが、それでも足りないとか、色々大変だとか話を聞きますが、医療費は基本無料。(入院でも)
恵まれていると思います。


校長先生は働いて38年とかですから、個人年金口座にかなりの金額があるのは容易に想像できます。(彼の場合は59歳の誕生日からこの年金を使うことができます。私の場合は58歳からでした)この先生は素晴らしい校長先生でした。
私は大好きだった。100人近い職員が働く場所で、しかも850人の生徒たち。親しみやすくクレイジーで、学校をとてもいい学校にしてくれたと思います。
実際、私の働く学校は地元でも評判の良い学校です。
まだまだ、働いても良い年齢ですが、校長という仕事は激務です。これからまた新しいチャレンジを考えると言っていました。


もう一人の退職者はDさん。
図書室の補助をしていましたが、元々は良い人だと思っていました。ところが退職年齢が近づくにつれ、老害の様な働き方。
仕事の引継ぎも、引きつぎ者が、質問などをメールですると自分の勤務時間以外には答えたくないとか、休憩時間の子供たちのスーパーバイズに関しても、あれはできないこれもできない。私にはアレルギーがどうのこうの。とあったようです。


オーストラリアでは働く人の権利が強いので、一度パーマネント扱いになると、本当に退職するまで、無給離職など、かなりの時間その仕事を確保することができます。
そして、最後に自分で本当にもういい!!とおもうところでスパっと辞められるわけです。


私は63歳の誕生日が目安。
あと3年。お金もためて、その後はしばらく旅をしたいなぁ。
職場の人には惜しんでもらえるうちが華と思っています。
子どもたちがニコニコして話しかけてくれるうち。
誰も語りたくないような人より、あの人はここがすごく良かった。と思い出してもらえたら嬉しいな。


そんなことを考えていたこの一週間でした。