ウオーキング、時々トレッドミル

気が付けば60歳!! 旅と写真が好き。8年前に思いついてダイエットとウオーキングで標準体重に。また体重が戻り始めたのでトレッドミルも使って健康維持頑張ります。

父の認知症

3週間前、父が電話に出られなくなってびっくりしました。



毎週土曜日の午前中に電話をかける習慣になっていましたが、何度かけても出ません。
心配になって、別棟に住む弟に確認したところ、リモコン操作ができなくなっていて、電話も出られなくなったとのこと。
びっくりしました。


早速義妹と話すと、家具が勝手に動いているとか、トイレの排尿、排便の手順を聞いてくるとか。家の中でもTVつけてソファに座ったままでシャワーも自分で浴びれていないらしいとのこと。
極めつけは夜中に家具を移動させて、トイレの前にバリケードを作って(椅子や、扇風機など)結局自分で排尿できなくて、パジャマに漏らし、でもそのあとは着替えて寝ていたらしいということ。


それからの3週間、電話をかけるも、なかなか出られず、出ても、聞こえないと言って弟家族の家にどうするんだ?と確認したり。
弟や義妹がいるところだったら、受話器を耳に当てて角度も調整できるので会話になります。


そんなことが続いて、義妹がケアマネさんや認知症医と話して、介護認定の会議がたまたま開かれる次期だったので、要介助1から要介護1になりました。


バリケードづくりなどの妄想による行動などがあったので、弟家族はことのほか心配して、ケアマネさんの提案で、グループホーム入居も視野に入れることになりました。


あまりにも急な変化だったので、みんな、焦りました。
ただ、医師の診断では、脳梗塞の様子はないので、水分不足が原因ではないか?との意見もありました。
その後、利尿剤の減量を示唆され、その担当医との連絡など、義妹がいろいろ動いてくれました。


そして先週末、たった一部屋だけ空いているというグループホームへ父と弟夫婦で見学。新しいところで(築三年)担当された方も感じのいい方だったようです。きれいだし、入居者は女性ばかりだそうで、きっと父もうまくなじむんじゃないかと思われました。
父も、仕方ないなぁ。お世話になるかなと気弱ムード。
電話で話しても、そんなに行きたいわけじゃないけど、周りが言うから仕方ないか。という感じでした。


ところが、1週間後、昨日、父と電話で話すと、ああいうところには行きたくないからね。と、きっぱり。
みんな、出来ない出来ないというけれど、そんなことは無いんだ。という父の言い分。
だから私が帰国を早めて父の状態を把握することにしたんだと、そんな話が父とできました。
実際のところ、義妹と話すと、調子が良くなって、リモコンも使えるようになって、排便では確認するものの、排尿は ”覚えた” そうで、聞かなくても自分でできるそうです。
そして、食事も自分で冷蔵庫から出して、適当に食べたり、お金をおろすと、電動三輪車に乗って銀行に行ってちゃんと戻ってきたり、(ちょっと言い合いしたけど)バリケードも作らなくなったらしいです。


わたしも この間、本当にどうしたらいいのかと悩み、ネットで探る日々でした。
老人ホームに行きたくないという親を説得する。など、Googleさんのお陰で、本当に色々な事を教えていただきました。
こちらの都合を言うのではなく、本人の気持ちに沿った話をしないと、こじれてしまうという部分。本当に納得です。


認知が進んで、ほんの3週間の間に、これから、ホームに行って二度と、この家に戻ることはありません。と言われたら、私でも涙が出てきました。
自分の認知症を認めなければいけない現実と、老人ホーム入居という問題をいきなり言われたら、そのショックたるや、どんなに大きなものか。


幸い、今はネットを探れば、どんな介護施設があるのかとか、空室状況なども、出てきます。ケアマネさんだけの情報に頼る必要もありません。
義妹は今、市内で1部屋だけ空いていると言われて、焦ったと思います。
今を逃して、あと何か月後に悪化した時にすぐ入れる施設がなかったらどうするか?と。
そのあたりのこと、私が日本に行ったときに、直接施設に電話で確認してみるとか、色々やってみようと思います。(ネットで調べると、空きのあるホームは3件ぐらいでてきました)


昨夜の父との会話で、父が遺産相続を含めて、話し合っておいたほうが良いということになりました。
初めての終活に向けての話です。
その中で、どのタイミングならホーム入居もありなのかとか、話せると思います。
落ち着けば、父も話の分からない人ではありません。未だ認知症がそれほどひどくならないうちに、そんなことを話して置ければと思います。


義妹の不安解決と、弟を持ち上げて介護に参加してもらうことなど、部外者の私にはミッションが大きいですが、頑張ろうと思います。 さて、この私の認知症への関わり、どんな終わり方があるのか。。。。。