ウオーキング、時々トレッドミル

気が付けば60歳!! 旅と写真が好き。8年前に思いついてダイエットとウオーキングで標準体重に。また体重が戻り始めたのでトレッドミルも使って健康維持頑張ります。

選択をするということ

当たり前のことですが、私たちの日常は選択の繰り返しです。
朝起きて、朝ご飯は何を食べようとか、今度の休暇はどこに行こうとか、本当は猫を夜外に出したくないけど、にゃ~んと鳴かれると、やっぱり、出してあげちゃおうか。とか。



この当たり前のことが、人によっては難しいことなんだと気が付いたのが、発達障害のある子供たちを育てていたころ。
今は自分の好みをしっかり言ってくれますが、小学生のころ、二つのお料理を比べてどちらが好き?と聞くと答えられないのです。
誕生日のプレゼント、何が欲しい?も同じようなものです。
決められないのです。選択肢があることがかえって、プレッシャーになったりするようです。


これは、私が現在関わっている3年生の子供たちにも当てはまることがあります。
学習障害か発達障害の疑いがある子供さんに、日本の発明、技術のビデオを見せて、皆で笑ったりしながら5つの製品について話した後、どれが好き?と聞いても答えられないのです。120人の子供たちのうち2人が答えられませんでした。


成長するにしたがって、選択は本当に重要になってきますが、また、人は失敗によって学習していくという特性も持っています。


昨日の食卓で久しぶりに夫の特性に気が付きました。
たまたま、次男との会話で株式投資の話題になったのです。あるファイナンシャルプランナー・エジュケーターのことを私が取り上げて、あの人はとても信頼できるので、彼のサイトの記事を読んだほうが良い。と話したところ、私の夫も会話に参加してきました。
夫は選択をすることが大の苦手です。
情報を集めるのですが、集めただけで自分で反芻することなく、蓄積します。
あたかも、投資のことに知識があるように。
実は彼は株式投資用の口座は開設しているものの、一度も株の売買をしたことがありません。私がリーマンショックのころ、失敗したり成功したりしていたころ、利益が出ることは許容できるけれども損失が出るリスクは取れないというスタンスでした。
そんなこと、投資の世界では通用しません。リスクを取ってこそリターンが望めるということです。
そんな夫が、次男に、株式投資のうんちくを語り始めました。
”あ~~~。これこれ!これにウンザリしてたんだ”と私は心の中で叫んでいました。


ウォーレン バッフェットさんの名前も覚えていない人が、オプションだのショートセリングだの、見出しだけ読んで本全体を理解しているような彼のいつもの発言。恥ずかしいからやめてほしい!!
いわゆるマウントをかけるっていうことなんでしょうか?
謙虚に他人の話を聞き、理解しようとしてくれれば、話が楽しいのに、自分の知識披露のほうに興味がある人の話はきついです。


あれ?ちょっと愚痴になっちゃいましたね。(笑)
今は卒婚の様な私たちの関係。ハーフ+ハーフ=1 じゃなくて1+1=2の関係になってから彼の気になる行動も、今は特に気にならなくなってきました。


一度私たちの関係をリセットしたことは恐らく私がした選択の中で、最良のものの一つだったような気がします。