ウオーキング、時々トレッドミル

気が付けば60歳!! 旅と写真が好き。8年前に思いついてダイエットとウオーキングで標準体重に。また体重が戻り始めたのでトレッドミルも使って健康維持頑張ります。

小島慶子さんがパースに戻られた話を読んで

昨日、Googleのニュースの中に、エッセイストの小島慶子さんが2年3か月振りにパースに戻って、家族と再会したエッセイが出ていました。


彼女は日本に出稼ぎ生活。コロナのお陰で豪州に戻れなくなって2年3か月。私と逆パターンです。私はこちらで家族と暮らしているけれど。


確かタイトルは物価も高いけれど給与も高いオーストラリア。の様な事を書かれていたと思います。
長男君はこのコロナの間に大学生。クラブや友達と飲みに出かけて約200ドルも使ってしまった話やスーパーマーケットの買い物の話が出ていてあまりにも私の日常に似ているので微笑みながら読んでいました。


いくらズームやインターネットで連絡したり、顔が見られたりしても2年以上家族と離れているというのは本当に大変だったと思います。パースのある西オーストラリアはオーストラリア国内でも独自の道を行き、州境を開けたのが3月。それまでは国内旅行でも訪ねることが難しかったのです。0コロナを目指していて、もう、他の州からは、西オーストラリアは独立国みたいなものだからと見られてました。
実際、西オーストラリアは鉄鋼、ミネラルなど、採掘業で潤っており、我が道を歩んでいました。


けれどもさすがに、いつまでも鎖国を続けられるわけもなく、3月にはオミクロンの感染拡大もあり、他州のようにWithコロナにかじ取りを変更し、やっと州境を開けた経緯があります。


小島さん、帰れて良かった~~。羨ましい。私はPCR検査に引っ掛かって、まだ日本に行けないけど。なんて思いながら、彼女の語るオーストラリアの生活にうなずいていました。


レストランの食事は高い。: これは本当です。日本のファミレスやサイゼリア。牛丼屋。丸亀製麺の様な、安くて美味しい物があふれている国に暮らしていたらこちらのレストランはとても高く感じます。
大好きな中華料理屋さんの麺類や、ベトナム料理屋さんのフォーなども軒並み上がって、近頃は14ドルから17ドル払って食べるような感じです。(1200‐1400円)まぁ、この1か月ほどで円安に振れて10%も円の価値が下がったので、日本円で考えるともっと高く感じますが。
これが、ちょっと西洋型のレストランになると、麺類でも22ドルとか、信じられない金額が付きます。幸い、オーストラリアはチップの習慣がないのと、水は無料で提供してもらえるので、欧米ほどはひどくないと思いますが。飲み物に関しては、ソフトドリンクが5ドルぐらい。ビール8ドル。ワイングラス一杯9ドルから。という感じでしょうか。


これも、人件費が日本の倍ぐらいかかるので、仕方がないのかなぁ。と感じている今日この頃です。小島さんも書いていましたが、高校生が始める初めのバイトで18ドルぐらいから。そして、週末、祝日、深夜勤務は25%、50%増しとかかなり労働者が優遇された給与体系です。また、アルバイトでも雇用主はスーパーアニュエーションという年金口座に9%の給与相当分を支払わなければなりません。それだけ払ったら、メニューの金額が高くなるのは仕方ないですね。


でもスーパーの買い物はそんなにひどくありません。
小島さんも書かれてましたが、大手スーパーで毎週のセールで、お米も5キロ8ドルとかで買えることがよくありますし、野菜・果物は季節・天候によって影響されますが、安定しています。(でも日本のスーパーに行くとその安さに圧倒されることもしばしばですが)
肉類は私が移住した20年前からは随分上がりました。
20年前は牛・豚・鶏がほぼ同じ。ぜーんぶ1kg当たり10ドル前後。
物価の高かったロンドンから来たので、肉類の安さにはびっくりしたものです。
子羊は3倍ぐらいになり、牛も2倍ぐらい、豚と鶏はあまり変わっていません。アジア系のお肉屋さんでは一番手ごろな値段で手に入ります。


小島さんは牛乳3Lで4ドル80とか書かれてましたので、一番安いホームブランドでは無いな。(私はもっぱらホームブランドで3ドル90セント)なんて、しようもないところで笑ったりしながら。
でも有名人の彼女がちょっと身近な人のように感じてしまいました。


一昔前まではアジア系の食品をスーパーマーケットで見ることはあまりなかったのですが、今や、キューピーマヨネーズはハーフも手に入るし、カレールーもどこでも売ってるし、パン粉はその名前のまま売られているし、ラーメン類も多彩に手に入るようになりました。
スーパーマーケットで買い物をして自炊をしている限りはそれほど生活費は高くかからないです。
住宅費だけは、このコロナ禍のお陰で2‐30%上がってしまったので、自宅が持ち家だったら心配ありませんが、これから子供たちが自分の家を持つ頃にどうなるだろうとため息をつく今日この頃です。


小島さん、パースに戻られて、家族と久しぶりの時間。
特にファンとかそういう気持ちは無いのですが、日本を離れて暮らすご家族。楽しい時間を過ごされていることを願うばかりです。